AIとシンギュラリティ。2045年問題とは?

今日、AIが私たちの日常生活に徐々に影響を及ぼし始めています。有識者の間では、今世紀中に人工知能が人間の脳の能力を超えるのではないか?という議論がなされています。今回はそのAIとシンギュラリティ(技術的特異点)と2045年問題についてまとめてみました。

 



シンギュラリティ(技術的特異点)と2045年問題とは?

シンギュラリティとは、人間の技術開発の歴史から予想した未来の研究モデルの限界点をいいます。ここでは、人工知能が人間の知能を超える瞬間点を意味します。

 

コンピューターテクノロジーが凄まじいスピードで開発され、進化を遂げている現代社会。このスピードでいけば、2045年にはシンギュラリティが起こると予測する有識者もいます。

例えば、現在はコンピューターチップの性能が1.5年で2倍の性能UPを続けています。さらに、あらゆる面で人工知能はものすごいスピードで進化し続けています。こういった背景を鑑みると、このままいけば2045年には「究極の人工知能」が誕生するという予想がされているのです。

 

「究極の人工知能」とは、人工知能が自らよりもさらに優秀な人工知能を作り出し、そしてさらに次々と優秀な人工知能をどんどん作り出していく、ということを意味します。もはや「人間の脳では予測不可能な未来が到来する」というのが2045年問題というわけです。

 

人工知能が人工知能をプログラミング?

米シリコンバレーのMITテクノロジーのレポートによれば、近い将来に人工知能が高度な人工知能のプログラムを書けるようになるとのことです。これはグーグルBrainや機械学習のソフトを開発している数多くの研究機関で確認されています。

驚くべきことは、人間が開発したプログラムと人工知能が作り出したプログラムとでは、そのレベルは同等であるか、場合によっては人工知能の方が上であるということです。

 

ただし、現段階ではコストがかなりかかるようです。グーグルBrainによる実験では、画像認識プログラムを書かせるのにコンピューター800台を要しており、今後いかにこの台数を減らしてコスト減につなげていくかが注目されます。

しかし、今後この課題が解決できれば、機械学習のプログラミング開発を人工知能にまかせることができ、この分野の人材不足も解消できます。さらに研究者の負担も大幅に減り、重要分野の研究にもフォーカスできるようになるでしょう

 

まだまだ人間の努力が必要な部分は大きく、実用レベルまでには至っていませんが、人工知能がソフトの開発や色々な産業でプログラミングをする時代はすぐそこにやってきているといえるでしょう。

 

グーグルは本気で開発

実際に、グーグルを始めとする世界のグローバル企業は人間の知能を超える「究極のAI」の開発に本気で取り組んでいます。グーグルは人工知能研究の第一人者であるレイ・カーツワイル氏を数年前からエンジニア部門に引き入れ、さらにロボット開発会社や英国の人工知能開発会社を次々と巨額で買収しています。

 

レイ・カーツワイル氏は、音声認識や文字認識の分野で1999年アメリカ国家技術賞を受賞する等、世界でも有数の発明家として知られています。またシンギュラリティ論者のリーダーでもあります。

カーツワイル氏によると、2029年には、現在の検索エンジンは長くて複雑なキーワードにも対応が可能になり、自ら進んで考えて人々の役に立つ情報を提供してくれるような、人間に近い能力を持つようになるとのことです。

 

全米でも、カーツワイル氏を中心にシンギュラリティを支持する人が広がりを見せはじめています。年に一度「シンギュラリティサミット」が開催され、「究極のAI」を実現するために活発な議論がなされています。

2008年には1兆ページのウェブサイトの情報量をもっていたグーグルが、2013年時点で30兆ページものウェブサイトの情報量に進化させている事実を見れば、それがどれほどもの凄いスピードで進化しているかがわかります。

 

グーグルのコンピューターは、実に5年間に30倍の速度で情報処理量、スピードを進化させている計算になります。

 

さらに、今後情報量はもちろん、処理スピードや音声認識のレベル、感情認識のレベルが格段に上がり「究極のAI」はSF映画だけの世界ではなくなってきていると言っても過言ではないでしょう。まさに今、AI分野は史上でもっとも技術革新のスピードが速い分野と言えます。

 

201801-2-2

 

 

まとめ

AIとシンギュラリティ、2045年問題とは、人工知能自体がさらに優れた人工知能を作り出し、人間の脳では予想がつかない未来が到来する状態を意味します。

実際に、コンピューターが自身で画像認識プログラムを作成したという事例が出始めているほか、グーグルは人工知能分野の第一人者を引き入れるなど、人間の脳を超える「究極の人工知能」作りに邁進しています。

まだまだコスト面の問題もあり実用段階には至っていませんが、今後実現する可能性は十分にあると言えるでしょう。究極のAIの実現が人類にどのような影響を及ぼすことになるのか、2045年問題は今後、世界中を巻き込んだ議論になりそうです。

 



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