米国AI最新事情!シリコンバレーの最新動向は?

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AI分野は今後、非常に大きな市場に成長すると見込まれており、その規模は「2020年には50億ドル以上になる」といわれています。今回は世界のAI技術の先端を行く、米国のシリコンバレーの最新事情を追いました。

 

 

Googleの動向は?

世界のIT業界を牽引するGoogleが開発した「Google DeepMind」の囲碁AIが世界のトップ棋士に勝利したというニュースを、覚えているでしょうか。

AIがトップ棋士に勝利した要因としては、ディープラーニングという技術の中の自然言語処理。さらには、音声および画像認識をおこなうセンサーとアルゴリズムにより意思決定された内容を、AIにフィードバックする仕組みの構築が、格段に進化しているからだといえます。

ディープラーニングは、どれだけのビッグデータを集め、それを速く学習させるのかが重要で、Googleの囲碁AIは、膨大な数の棋譜を記憶するために、Google CloudPlatform上にある1202個のCPUや176個のGPUを使用したと言われています。

Googleは、AIのアーキテクチャとビッグデータ、コンピューティングの分野で、さらに洗練された高性能な基盤をつくり、AIに反映させようとしています。

そして2017年に入り、Googleは、新技術「Google Lens」を発表しました。これはビジュアル検索機能とよばれるAIで、カメラで映した映像の中にある物体を認識して、それに関する情報をAR表示等で教えてくれるものです。

例えば、路上の花をカメラで写すと、リアルタイムでその花を説明してくれたり、お店の看板をからそのお店の人気情報等の関連情報を教えてくれます。驚くのは、お気に入りのアーティストのライブ情報のポスターから、スケジュールに記入してくれたりチケットの手配までしてくるというのですから驚きです。

これらの技術は、画像認識の強化と、音声機能AIの技術がそれぞれ進化して融合した結果、実現したものといえるでしょう。

 

 

医療業界にも革新の波

 

シリコンバレーに本社があるProteus Digital Healthという企業は、日本の製薬企業とともに「デジタルメディスン」という錠剤を利用した仕組みを開発して話題を呼んでいます。

このデジタルメディスンは、口から摂取が可能な極小センサーを組み込んだ錠剤と、パッチ型シグナル検出器を組み合わせたものです。錠剤内のセンサーが、患者さんの服用状況や心拍等の身体状況を把握し、患者さんの体に貼りつけたパッチがセンサーからの信号をキャッチします。そのデータを、スマートフォンやタブレット等の端末に情報を提供するといったものです。

デジタルメディスンはすでに実用段階にきており、米国のFDAからの認可を受けています。医療品自体をモノとみなしたIoTの最先端の事例で、今後取得した情報をAIに反映して健康に対するいろんな角度からのアドバイスが行えるようにしていく方針のようです。

 

 

AIナースも登場!?

シリコンバレーの医療系スタートアップのセンスリー(sense.ly)は、音声認識機能と医療の知識をもったAIナース「モリー」を開発し、注目を集めています。この「モリー」は、糖尿病などの慢性疾患をもつ患者さんの日々のデータを収集し、患者さんと会話をするように学習しています。患者さんからの質問に回答し、そのやり取りを医師へと共有することもできます。ウェラブル端末から、患者さんの生体データを収集、これらを医師に送ることで、医師は総合的に判断し、適切な処置などを行います。

米国のみならず、世界では看護師が不足していますから、「モリー」は医療現場のサポートに、大活躍するでしょう。さらに感情認識機能を導入すれば、患者さんとの空気も読めるAIナースが誕生することも、近い将来十分にありえます。

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まとめ

米国では、シリコンバレーを中心にAI技術がますます進化し、数年前までは考えられなかったことが、もはや実用段階まできているのです。今後さらに、投資家による資本投入が増えていけば、ますます新しい技術が開花していくことが予想されます。

日本も米国のように、眠っている優れた技術を表舞台に立たせるような投資や、革新的なシステム構築を行うなど、何らかの対策が必要でしょう。企業にとっては、最新情報を常に収集して、自社のビジネスに活かす方法を考えることが、重要といえるのではないでしょうか?

 

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