知ったつもりで実は知らない、AIとは何か

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近年、多くのメディアで取り上げられ、耳にすることが多くなってきた「AI」という言葉。

何となく「人工知能のこと」「機械が自ら判断する」というイメージはありませんか?しかし「結局のところAIとは何か」という、ごく基本的なことについて知る人は、意外と少ないかもしれません。ここでは、AIとは一体どのようなものか、どのような存在なのかについて解説していきます。

 

「強いAI」と「弱いAI」の違い

具体的にそれぞれのAIの特徴を見ていきましょう。

「強いAI」とは、人間同様に知能や意思を持つ、「自らの意思によってアクションを起こす」というタイプのAIを指します。しかし、SF映画のように、「自ら考え、意思を持って行動する強いAI」を実現するには課題が多く、まだまだ研究途中であるといえます。

一方の「弱いAI」とは、人間を支える役割を担うAIであると言われています。一定のルールに則った言葉や画像、音声など、様々な要素をAIに教え込むことで、人間が考えるよりも早く結果を出す、というものです。分かりやすい例を挙げるなら、一定のルールをAIに覚えさせることで、将棋やチェスにおいて「人間に勝つ」というAIです。「ディープラーニング」なら聞いたことがあるでしょう。また、メディアが取り上げるような「音声ロボット」「歩行ロボット」なども弱いAIの一つといえます。

現段階では、強いAIの研究課程で生まれた技術を、弱いAIに応用することで、弱いAI自体の性能などが向上してきているようです。

 

AIの得意な分野と不得意な分野は何か

日進月歩であるAIの研究ですが、まだまだすべての分野に対応しているわけではありません。そのため、AIには得意な分野と不得意な分野があります。

現在のAIが得意とするのは、「情報処理」「計算」「記憶」などを行う分野だと言われています。具体的には「音声・画像・映像の認識や分析」「リサーチ」「データの記憶・分析」などで、実際に企業でも活用されています。自動音声システムとしての活用や、マーケティング分野での活用が始まっており、今後の企業の発展には欠かせない存在になりつつあるのです。

逆にAIが不得意とする分野といえるのが「クリエイティブ」に関する分野です。アートのような芸術的な分野は、コンピューターの延長線上である現在のAIには判断が難しいのが現状です。つまり、「知能」の元となる大量のデータを必要とするAIは、これが存在しない世界(=クリエイティブな世界)では、能力を発揮することができないのです。そのため、人間のような「ひらめき」「直感」「創造」が難しく、この分野では、まだまだ活躍することが難しいと言われています。

実際に、絵を描いたり音楽を作曲したりするAIも存在しますが、人間によるプログラムに従って動いている部分が大きく、完全にオリジナルの何かを作り出すことには、対応できていないのが現状です。クリエイティブな分野でも柔軟に対応できるのは、強いAIの研究が進まないと難しいと考えられているため、この分野が得意となるのはまだまだ先になるでしょう。

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「AIは人間の仕事を奪う」わけではない、 日本企業が今やるべきこと

近い未来「AIが人間の仕事を奪うのではないかという不安」が、人の心の中に生まれています。これは日本だけではありません。実際に、「アメリカではこの先20年で35%の仕事がロボットに置き換えられる可能性がある」として話題になっています。

しかし、それは大きな誤解です。

AIは、人間同様の「意思」を持つわけではありません。人間があまり得意ではないルーチンワーク、一定の質問に的確な答えを導き出す作業は、企業にAIを導入することで、人間の「サポート役」として活躍してくれる存在になるでしょう。

計算、記憶、情報処理……こうした「何らかの答えを予め準備しておくことができる」分野は、実は苦手とする人が多い分野です。これらを「AIに託す」仕組みを作り上げることが、今の日本企業が検討すべきことではないでしょうか。

 

まとめ

AIのメカニズムを正しく把握し、うまく活用することで、ビジネスにおける様々な局面で、円滑な業務を遂行していくことができます。AIが得意な部分はAIに任せ、AIが苦手な分は人間の手で行っていく。これからの社会では、AIと向き合いながらビジネスを円滑に進めていくことが大切なのです。

 

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